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病院受診にかかる時間が長くなる原因、その待ち時間改善の試みについて

2023.04.15
  • 医療の豆知識

病院受診にかかる時間について考え、その改善についてまとめてみます。

私は急性期医療機関や基幹病院とよばれる総合病院に勤務を長年してきました。

初診外来といった場合と定期受診される患者様では診療の流れが異なります。

初診で受診される場合、症状確認後の検査オーダー・検査結果でさらに検査追加等の可能性もあり一概には難しいかもしれません。

ここで慢性疾患のため定期的に受診される場合の総合病院の状況を考えてみようと思います。

総合病院を希望される理由として

1)複数の診療科があり安心できる

2)様々な検査ができる体制にあり、特に当日検査結果を確認できる

3)入院施設を有しており病院が大きくて安心できる

などいろいろな理由があると思います。それを踏まえて総合病院の受診にかかる時間が長くなる要因をまとめてみます。

  • 複数の診療科ならびに複数の医師同じ時間に外来診療を行っている。
  • 診察枠の取り方が10分刻みに一人の診察枠・1時間あたり5~20人など診察時間によって時間当たりの予約数不均等など医師により様々な枠の取り方・外来枠数が日で異なるなど病院全体として受診される診察の混み具合を把握・調整が不可能に。
  • 様々な診療科がありまた検査が可能ですが、病院内移動の導線が複雑になります。
  • 物理的に規模が大きくなるため、採血や画像検査などの検査室・診察室への病院内の移動距離が長くなる・時間帯によっては様々な診療科の受診時間が集中しキャパシティオーバーのため採血などの検査待ちや検査結果がでる時間が遅くなり、診察待ちの渋滞が生じることにより予定時間に診療が行えなくなります。
  • 上記と同様の理由ですが、診察後の会計や薬局でも同じ理由で時間を要することがあります。

結果、診察予定時間の1時間以上前に来院しないと診察予定時間に間に合わず、様々な要因で病院受診に必要な時間がトータルで2時間以上かかってしまう場合が生じやすくなります。

当院7つの特徴としてホームページにあげさせていただきました。

私が行ってきた診療をできるだけクリニックでも継続ならびに更に充実をはかりながら、受診にかかる時間を短縮していきたいと考えています。

工夫として下記対応をとっています。

  • 速やかな受付からスムーズな検査へ
  • クリニックだからこそ移動距離がコンパクトかつ院内導線を徹底的に検討
  • 受診当日に検査結果をお伝えするために、測定時間短縮可能な検査機器充実と配置
  • 複数の医療スタッフが情報共有できチーム医療を得意とする専門電子カルテの採用
  • 予約優先診療を基本とした診療や病院の昼休み時間を無くすなど、診療待ちの渋滞を極力回避
  • 予約取得や変更を容易にするためWEB予約システムの採用(ドクターキューブ)。また従来通りの電話による予約取得・変更も行っており御心配はありません。
  • 経験豊かな複数の医療クラークを配置することによるカルテ入力や会計時間の短縮
  • 処方箋薬局が決まっている場合には、FAXを利用した処方内容情報提供による待ち時間短縮
  • 受付~検尿・採血実施 5~10分
  • 血液検査実施から検定 15~30分:受診状況により測定時間は変動しますが、測定に時間を要する様な甲状腺機能も含めて1時間に15人前後まで測定できるように検査システムを工夫しています。血圧測定・体重測定(体組成測定または通常の測定)も最適な導線としています。また検査測定時間を利用して、医療スタッフによる相談時間としています。
  • 診察 5~10分
  • 会計 5~10分

トータル1時間以内を目標としています。患者様のご負担を極力減らし安心できる医療機関となれるように努力させていただきます。

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